表示・スタイルが崩れる場合
mocoVoice Webで生成された書き起こし結果や議事録の内容や構成(スタイル)が、意図したものと異なる形で表示される場合の対処法について説明します。
【このページで扱う内容】
- 話者分離がおかしい(話者が混ざる、不自然に分割されるなど)
- 書き起こしテキストの句読点や改行が不自然
- 生成された議事録の項目(議題、決定事項など)が正しく抽出されない
- 選択した議事録フォーマットと異なる構成で出力される
【このページで扱わない内容】
- 画面レイアウトの崩れ(ボタンの位置がおかしい、文字が重なるなど)
- Webページの読み込みエラーや表示の遅延
書き起こし結果のスタイルが崩れる場合
書き起こしテキストの内容や話者分離の精度に問題がある場合の確認事項です。
1. 元の音声品質を確認する
AIによる音声認識や話者分離の精度は、元の音声品質に大きく影響されます。
- ノイズやBGM: 周囲の雑音や背景音楽が大きい場合、認識精度が低下したり、話者分離がうまくいかないことがあります。
- 話者の重なり: 複数の人が同時に話している区間が多いと、発言が混ざったり、話者の特定が難しくなったりします。
- エコーや反響: 音声が響きすぎている場合も、精度に影響を与える可能性があります。
- 発話の明瞭さ: 早口すぎる、声が小さい、不明瞭な発話なども認識を困難にします。
可能であれば、よりクリアな音声データを用意するか、ノイズ除去などの処理を行った上で再度書き起こしをお試しください。
2. 言語設定を確認する
書き起こし時に選択した言語が、音声データに含まれる言語と一致しているか確認してください。
- 例えば、日本語の音声なのに英語を選択している、またはその逆の場合、正しく処理されません。
- 複数の言語が混在する音声の場合は、該当する言語をすべて選択する必要があります。
言語設定の確認・変更方法は 書き起こしを開始する をご覧ください。
3. 手動での編集を検討する
AIによる処理には限界があり、特に複雑な会話や特殊な環境下では、話者分離やテキスト化が完璧に行えない場合があります。
- 話者名の修正: 話者分離が不正確な場合は、話者名を編集する 機能で手動修正してください。
- テキスト内容の修正: 認識の誤りや不自然な句読点・改行は、書き起こし結果を編集する 機能で修正してください。
議事録のスタイルが崩れる場合
自動生成された議事録の内容や構成に問題がある場合の確認事項です。
1. 元の書き起こし結果を確認・修正する
議事録は、元の書き起こし結果をもとに生成されます。書き起こし結果自体に問題がある(話者分離やテキスト内容が不正確)場合、生成される議事録の質も低下します。
まず、上記「書き起こし結果のスタイルが崩れる場合」を参考に、元の書き起こし結果を確認し、必要に応じて修正を行ってください。 特に 話者名を編集する で参加者名を正しく設定しておくことは、議事録の精度向上に有効です。
2. 選択した議事録フォーマットを確認する
会議の内容や目的に合った議事録フォーマットを選択しているか確認してください。
- 例えば、自由な意見交換が中心の会議で「QAフォーマット」を選択すると、質疑応答がうまく抽出されず、内容が薄くなる可能性があります。
- 目的に合わないフォーマットを選択している場合は、適切なフォーマット(「汎用型フォーマット」など)を選択し直し、再度議事録生成をお試しください。
各フォーマットの特徴は 議事録を作成する をご参照ください。
3. 【カスタムフォーマットの場合】テンプレートを確認する
自社独自のカスタムフォーマットを使用している場合は、アップロードしたテンプレートファイル(.md
または .txt
)の記述内容を確認してください。
- テンプレート内の指示(プレースホルダーや記述ルール)に誤りがあると、意図した通りに議事録が生成されません。
カスタムフォーマットの作成ルールについては、議事録フォーマットのカスタマイズ をご確認ください。
4. AI生成の限界と手動編集
議事録生成はAIによる自動処理のため、内容の抽出や要約が常に完璧であるとは限りません。
- 生成された議事録の内容は必ず確認し、不十分な点や誤りがある場合は、テキストエディタ上で直接修正してください。
それでも解決しない場合
上記を確認・試しても問題が解決しない場合は、お手数ですが、以下の情報を添えてお問い合わせフォームよりご連絡ください。
- 発生しているスタイルの崩れの具体的な内容
- 問題が発生している書き起こしジョブ(可能であればジョブIDなど)
- (議事録の場合)使用したフォーマットの種類(標準またはカスタム)
- 試したこと
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